お月見泥棒

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こんにちは。最近朝晩めっきり涼しくなり、
にわかに秋めいてまいりましたがいかがお過ごしでしょうか。

さて、今年の十五夜は見事な満月で、
通常よりも大きく見えることで巷では
「スーパームーン」と呼ばれるものだったようです。

皆さんは、ご覧になったでしょうか!?

現在でも、十五夜にはどこの家でも縁側や庭先にススキを飾り、
団子をお供えする習慣がありますが、
実は地域によっては、
なんとそのお供えを子どもたちが拝借する「お月見泥棒」なる行事を行なうところもあるのだとか。

名前がとても興味を惹くこの行事ですが、
どのような風習かというと、
十五夜の晩に子供達がお供えの団子を、
この日に限っては拝借してしまってよいというもの。

「泥棒」というと少し聞こえは悪いですが、
子どもは神の使いとみなされ、
「拝借された=神様が召しあがった」と考えられており、
むしろ、大歓迎!というスタンスなのだそうです。

私の田舎にも、月見泥棒ではないですが、
子どもたちが十五夜に、
お供え物・お菓子をもらってまわるという行事があったので、
割と各地で似たような風習があるのかもしれません。

十五夜の晩に、
お菓子を求めて子ども達が、
家々を歩くという光景を思い浮かべると、
日本の昔ながらの十五夜の光景と、
ハロウィンが重なって見えてくるような気がして面白いですね。

さすがに「お月見泥棒」はできませんが・・、
十五夜に限らず昔ながらの行事を、
我が家でもやってみようかなと思う秋の夜なのでした。

ふうせん

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